軒なし住宅のリスク
保険事故の93%が雨漏り
2018年は住宅瑕疵担保責任保険の制度が発足してから10年を迎えます。
住宅瑕疵担保責任保険とは、新築住宅に瑕疵(欠陥)があった際に保険金が支払われる制度で加入が義務化されています。
10年の節目に当たり、瑕疵保険法人である住宅保証機構様によると、保険事故の93%が外壁・屋根からの雨漏りとのということで保険事故の大半を占めている結果になりました。
【軒の出が少ない住宅は壁に掛かる雨水の量が多い】
デザインや敷地の条件に伴い、軒の出が短い家。もしくは軒無し住宅を見受けられます。軒の出が短い住宅は、外壁にあたる雨の量が多くなり外壁材の劣化を早め、雨漏りのリスクが高まります。設計上や敷地の関係で軒が確保できない場合は、念入りな防水処理と完成後の定期的なメンテナンスが必要かと思われます。
軒先が長いと直射日光から外壁材だけでなく、カーテンや床の痛みもある程度防いでくれます。