青森ひばは、「木曽桧」や「秋田スギ」と並ぶ日本の三大美林の一つとして数えられ、日本固有の天然木として樹齢200 年を越すものが多く、現在でも多くの資源量を誇っています。耐朽性・耐湿性等に優れた青森ひば材を使用した建築物には、中尊寺金色堂(1125 年建立) など、現存する文化財もたくさんあります。
青森ひばの特性(抗菌・防虫・消臭・脱臭・精神安定効果)は、家を建てるうえで建材に求められる要素がすべて備わっています。他の木材と比べて圧倒的に腐りにくく、白アリ等の害虫も寄せつけません。土台材・内装材など様々な利用方法があります。
以前から強い殺菌作用を持つことで知られていた抽出成分「ヒノキチオール」は、においにも殺菌効果があった。
弘前大医学部保健学科佐々木甚一教授グループがこのほど突き止めた。佐々木教授グループは、ヒノキチオールの気体(ガス体)を置いた培養皿と、置かない培養皿で病原性大腸菌O157、院内感染の原因となるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、緑膿菌など、細菌五種の増殖状況を比較した。
その結果、ヒノキチオール結晶100ミリグラムや10ミリグラムの培養皿では、全細菌の増殖を完全に抑え、2.5ミリグラムの皿でも部分的にも抑制していたことが判明。
においにも殺菌力のあることが実証され、青森ひばを置くだけで効果が期待できる。
高性能住宅(エコ住宅)が招く問題に「青森ひば」。
現在の新築住宅は、高性能(エコ)な高気密・高断熱の家が主流です。
高気密・高断熱の家が普及すると、家の中が暖かくなりカビやダニの発生そして雑菌の繁殖が起こり、アトピーや喘息などを招き健康を損ねます。密閉された室内では、カビや雑菌にも快適な環境になります。
抗菌作用に優れている「青森ひば」は、安心できる香りを与えてくれます。
検定期間は72日間、クロマツは46日間、実験の結果、クロマツは芯部まで食い荒らされ60%近く減少するほどの食害。白アリに強いとされているヒノキでさえ食害されたのに対し、青森ひばは全く被害を受けなかった。